芭蕉は、象潟で船に乗り象潟の島々を眺め、蚶満寺(かんまんじ)を訪ねているその蚶満寺で船を止め上陸し、西行法師が詠んだ桜の老木を見て蚶満寺の方丈に座り簾を上げて風景を眺めている。 写真をクリックすると大きな写真が表示され、それをクリックすると順に表示されます。
蚶満寺(象潟(きさがた)鶴岡から船で坂田(現酒田市)へ七里、酒田は、米、大豆、紅花などを出荷して、 塩、木綿、木材などを入荷する。四〜11月までの間に2,500艘の船が出入した港と言う。大商業地であったらしく、芭蕉も歓待されたのであろう、滞在途中、酒田から象潟へ向かい、九十九島、八十八潟を眺めて、四日後には酒田に戻り、 酒田には実質九日間も逗留している。